こんにゃくで食物繊維を
こんにゃくは日本人にとって、親しみやすい食材の一つです。冬にはおでんの具材になったり、味噌をつけて田楽として食べたり、筑前煮などにも使用されます。
こんにゃくは、こんにゃくいもから作られている食材で、日持ちがよく保存がきくので重宝されています。
今では低カロリーで歯ごたえもあり、食べた後の満腹感もあるので、ダイエットなどに適した食材として注目されています。
市販のダイエット食品の中には、小麦粉を使った麺の代わりにこんにゃくを代用してカロリーオフしている商品も多いです。
なので満足感を感じながらもダイエットの効果が期待できます。
そんなダイエット効果で注目されていますが、実は便秘解消にも効果があります。
便秘もダイエットには天敵ともいえる症状の一つです。
長期間にわたって便秘に悩まされている人は、体内に何キロという便が蓄積している人もいます。
なので便秘を改善するということは、ダイエット効果にも期待できるといえます。
こんにゃくには便秘解消に欠かせない、食物繊維が豊富に含まれていることが分かっています。
一日の食物繊維の摂取量は成人で18g以上が理想だといわれています。
さらに便秘解消のためには、20g以上の摂取量が必要です。
意識して食物繊維が含まれた食材を選択しなければ、一日の摂取量は確保できません。
一日の摂取量を超えても身体的に悪影響は無いので、積極的に取り入れるべき食材といえます。
ただし食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類に分かれます。
なのでどちらか一方を摂取するのではなくバランスよく摂取しなくてはいけません。
特に食物繊維というと、ゴボウやキャベツなど野菜類を思いうかべる人が多いです。
その際に含まれる食物繊維のほとんどは不溶性食物繊維です。
なので十分摂取しているつもりでも、水溶性の食物繊維が摂取できていません。
水溶性の食物繊維は水に溶けやすく、硬くなった便を柔らかくして潤滑に排便できるようにする働きがあります。
こんにゃくを積極的に取り入れることで、余分なカロリーを摂取するすることなく食物繊維だけを取り入れることができます。