腸内環境と便秘解消について

男女ともに体の悩みとして便秘が問題視されています。
便秘は腸だけの問題と考えがちです。
しかし私たちが摂取する栄養素は、胃や肝臓、膵臓などを通過して消化分解されていきます。
そして分解された栄養素は最終的に大腸で吸収されます。

大腸で吸収された栄養素が体中に運ばれ、エネルギーへと変わります。
なので大腸が正常に働かなくなると、体全体に栄養素がいきわたりにくくなります。
便秘の状態が続くと便から有害物質が発生して、体全体に毒素がいきわたってしまいます。
また大腸の腸壁が傷つけられて、大腸がんや腸閉塞の危険性も出てきます。

このような状態にならないためにも、まずは腸の環境を整えることが重要です。
腸内環境を整えるということは、便秘解消にもつながり腸の働きを活発にしてくれます。

腸内環境を整えるためには、腸にいい影響を与える善玉菌を増やしていく必要があります。
善玉菌を増やすために効果的なのが乳酸菌の摂取です。
乳酸菌には善玉菌を増やすえさとなる役割があります。

乳酸菌を摂取できる食品といえば、ヨーグルトやオリゴ糖が効果的です。
ヨーグルトには生きたまま腸に届く乳酸菌が含まれているものがたくさん発売されています。
ビフィズス菌やガセリ菌が配合されている商品などがお勧めです。

便秘の状態が長く続いてしまうと、体内に老廃物がどんどん蓄積されていきます。
排出されないまま放置されてしまうと、有害物質や悪玉菌がどんどん増殖されてしまいます。
腸内環境がどんどん悪化してしまうため、悪玉菌の増殖を抑えなくてはいけません。
そのためには便秘解消することがとても重要だということが分かります。

腸内の環境をよくする働きがある善玉菌を積極的に取り入れて、便秘解消をしましょう。
食べ物で摂取する以外にもサプリメントの摂取なども効果的です。
効果が実感できるまでには数週間から３ヶ月ほど継続して摂取することが大事です。
自分の体質に合った方法で、腸内環境を整えて便秘解消をしましょう。