市販薬で便秘は解消できる？

毎日の生活を健康に送るためには、体のリズムを整えることが大事です。
どうしても不規則な生活習慣が続いてしまう場合が多く、食事の時間や睡眠時間が一定しない人が多いです。

生活習慣の乱れは、体にあらゆる影響を与えてしまいます。
その一つとしてあげられるのが、便秘です。
便秘は本来排出されるべき不要な便が蓄積されてしまっている状態を指します。
いらないものが体内にずっと残ってしまうと、有害物質や腐敗が始まってしまいます。
すると便が蓄積している大腸の働きが低下してしまいます。

過去に便秘が原因で腸閉塞や死亡してしまったというケースもあります。
便秘は誰にでも起こることだからといって、安易に考えてはいけません。
体に負担にならないよう定期的にこれを解消する必要があります。

便秘に悩んでいる人の多くが、解消法の一つとして市販の薬を取り入れています。
市販薬はいろんな種類があり、どれにしようか迷ってしまう人も多いでしょう。
どれを選んでも同じと思いがちですが、実は便秘の原因によって適した便秘薬があります。
なので安易に選んでしまうと、思った様な効果を得ることができません。

市販薬には、刺激性下剤、潤滑性下剤、膨張性下剤に分かれます。
最も多いのが刺激性下剤で、即効性が高く数時間後には便意を感じて体外に排出することができます。
排便がしばらくなく、便意がおきないときなどは刺激性下剤を使用がお勧めです。
定期的に使用するのではなく、どうしても早く便秘解消したい場合にお勧めです。

その他にも水分を与えて便を柔らかくして排出させる潤滑性下剤もあります。
同じく似たような方法で、便に水分を与えて便を膨らませて排出する方法もあります。

どの方法も市販薬を頻繁に使用してしまうと、効果が期待できなくなります。
自力で排便する力が弱くなりより、便秘がおきやすくなってしまいます。
市販薬は激しい腹痛など、便秘による症状が生活に支障を与えるときに使用しましょう。
どれを選んだらいいかわからないときは、薬剤師などに相談して症状に合った市販薬を選びましょう。