ウォーキングが便秘解消に効果的
便秘に悩む人が年々増加してきています。便秘といってもすべての人の原因が同じではありません。
便のもとは食事内容なので、それぞれ食べるものが違えばもちろん排便の状態やリズムも異なってきます。
また食事だけでなく生活習慣によっても違いが生まれます。
ストレスを抱えているのか、運動しているのか、十分な睡眠がとれているのかなどによって異なります。
便秘には大きく分けて弛緩性のもの、痙攣性のもの、直腸性のものの三つに分かれます。
便秘の症状を実感している人の約半数の人が、弛緩性のものといわれています。
最も多い弛緩性のものとはどのようなものなのでしょうか。
弛緩性のものは、筋力の低下によって腸のぜん動運動が減退して便秘を生み出しています。
なので腸の周りの筋力をつけることを意識してウォーキングを行います。
まず大事なことは背筋を伸ばして正しい姿勢で歩くことが大事です。
歩き方に癖がある人が多いので、背筋を伸ばし腕を振りながらまっすぐ前を見て歩きましょう。
そうすると自然とお腹の周りの筋力が動かされて、腹筋が鍛えられます。
できる限りウォーキングは30分以上行うことが理想です。
30分以上行う有酸素運動として効果が高く、全身運動にもなるので全体に酸素を送り届けることができます。
なので腸の動きの活性化にもつながりこれで解消につながります。
ウォーキングなど体を動かすことは、ストレスの発散にもつながります。
便秘になってしまう人の中には、ストレスからくる痙攣性のものの人もいます。
痙攣性便秘とはぜん動運動が活発になり過ぎて、痙攣を起こして便秘になってしまいます。
またストレスは長時間続くと自律神経をみだす原因となります。
自律神経は腸のぜん動運動に大きな影響を与えてしまいます。
ウォーキングをすることでストレスが発散され、自律神経安定にもつながります。
ウォーキングをすることは、体全体の健康維持だけでなく、便秘解消にもとても効果があります。
はじめは週に2~3日からはじめ、できれば毎日ウォーキングを取り入れていくといいでしょう。